東日本大震災から15年。
改めて考えたい「災害時のトイレ問題」
2026年3月11日で、
東日本大震災から15年になります。
震災で亡くなられた方々に
哀悼の意を表するとともに、
被災された皆様に心より
お見舞い申し上げます。
この節目の時期に、
改めて考えたいのが
「災害時の備え」です。
その中でも、
実は多くの人が想定していないのが
トイレと衛生環境の問題です。
災害時に深刻化する「トイレ問題」
災害時には水や食料の
不足が注目されがちですが
実際にはトイレの問題が
非常に深刻になります。
内閣府の防災資料でも、
避難所のトイレ環境が悪化すると
→排泄を我慢する
→水分摂取を控える
→脱水症状や健康悪化
などにつながる可能性
があると指摘されています。
さらに、こうした状況は
エコノミークラス症候群
などの健康被害や災害関連死
の要因になることもあります。
「断水=トイレが使えない」とは限らない
多くの人は
「断水しても、バケツで水を
流せばトイレは使える」
と思っているかもしれません。
しかし地震などの災害では
下水管の破損
排水設備の損傷
が起きている可能性があります。
その場合、トイレを流すことで
●汚水の逆流
●配管トラブル
●物内への汚水漏れ
が起きる恐れがあります。
つまり
水があってもトイレが使えない状況
が起こり得るのです。
仮設トイレはすぐには届かない
「避難所に行けばトイレがある」
と思われがちですが、
現実はそう簡単ではありません。
過去の災害では、
仮設トイレが避難所に行き渡るまで
3日以上かかるケースが多数
と報告されています。
東日本大震災の調査でも、
仮設トイレが
3日以内に行き渡った自治体は約34%
にとどまりました。
そのため、
家庭での備えが重要になります。
災害用トイレの備蓄目安
防災分野では、
トイレの回数を次のように想定しています。
1人1日 約5回
そのため備蓄の目安は
1人1日5回 × 家族人数 × 日数
とされています。
例えば
4人家族 × 5日分
→ 100回分のトイレ備蓄
が必要になります。
見落とされがちな「洗えない問題」
災害時には、手が洗えない
顔が洗えない
歯磨きができない
といった衛生問題も起こります。
断水が続くと、感染症、体調不良
精神的ストレス
の原因にもなります。
そこで注目されているのが
断水時でも使える簡易洗面設備です。
例えば
レスキューブ(簡易洗面台)
のような設備があることで
👉手洗い
👉口腔ケア
👉衛生管理
を維持しやすくなります。
「備え」は未来の命を守る
災害は、いつ起こるかわかりません。
だからこそ、
●災害用トイレ
●水の備蓄
●衛生用品
●簡易洗面台
といった備えを、
日常の中で少しずつ
整えていくことが大切です。
東日本大震災の教訓を忘れず、
「もしも」に備える行動
を続けていきたいですね。